簡単な答え
144時間(6日間)通過ビザ免除は、2024年12月17日付で全国一斉に240時間(10日間)制度へ拡大・置き換えられました。つまり2026年に新たに申請できるのは240時間制度であり、「144時間」で検索して見つかる古いブログやガイドの手続き内容はそのまま使えません。すでに144時間制度の頃に作られた適用港(北京・上海・広州・成都・西安など)は、すべて240時間制度の適用港として引き継がれています。2026年に中国をビザなしで通過・滞在する場合は、240時間制度の条件(対象 57 か国(2026-08-20 以降、NIA の発表による)のパスポート+第三国行きの確定済み継続便)を確認してください。
なぜこのページが今も重要なのか
「144時間トランジット」は10年以上にわたり外国人旅行者の定番キーワードだったため、2026年現在も古い情報が大量に流通しています。古い情報のまま行動すると、(1)「6日以内に出国しなければならない」と誤解して余裕のある日程を組めない、(2) 逆に廃止された港や地域名を頼りにして入国時に混乱する、といった弊害が出ます。本ページでは、旧144時間制度の仕組みと、240時間制度への移行で何が変わったかを整理し、現在の正しい手続きへの道筋を示します。
旧144時間制度の概要(参考)
- 開始: 2013年から北京・上海で段階的に開始、その後複数の都市圏へ拡大
- 滞在期間: 入国の翌日を起算として最大144時間(6日間)
- 対象: 54カ国のパスポート保持者(制度統合時点。現行の240時間制度は 57 か国へ拡大、2026-08-20 以降は NIA の発表による)
- 条件: 第三国・地域行きの確定済み継続便(出発国へ戻る旅程は不可)
- 主な適用圏: 北京・天津・河北 / 上海・江蘇・浙江 / 広東(広州・深センなど) / 四川(成都) / 遼寧(瀋陽・大連) / 陝西(西安) / 雲南(昆明) など
240時間制度への移行で変わったこと
- 滞在期間: 144時間(6日) → 240時間(10日)
- 適用範囲: 一部都市圏の限定 → 24省・60港へ拡大
- 申請方法: 変更なし。事前申請不要、到着時に入国審査場の専用カウンターで申請
- 必要書類: 変更なし。パスポート+第三国行きの確定済み継続便
- 滞在範囲の考え方: 変更なし。入国港が属する省(市)の許可範囲内で滞在
ステップバイステップ: 2026年の正しい手続き
ステップ1: 240時間制度の適用条件を確認する
パスポートが対象 57 か国(2026-08-20 以降、NIA の発表による)のいずれかであること、旅程が「中国以外の第三国・地域へ抜ける」こと、出国便が入国から240時間以内であることを確認します。
ステップ2: 継続便を確定させて証憑を用意する
確定済みの航空券(列車・船券も可)を予約し、英語表記の予約確認書を印刷またはオフライン保存します。
ステップ3: 入国審査場の専用カウンターへ
「240時間通過ビザ免除」カウンターでパスポートと継続便の証憑を提示し、臨時入国許可を受けます。旧制度で「144時間」と表示されていたカウンターも、現在は240時間制度の受付です。
ステップ4: 滞在範囲と出国時刻を守る
許可範囲(省・市)から出ず、240時間以内に出国します。宿泊先では宿泊登記(外国人宿泊登録)が必須です。
一般的なシナリオとユースケース
1. 旧制度の時代の経験者の再訪
かつて144時間で上海に入ったことがある人も、今回からは10日間使えます。手続きの流れは同じなので、カウンターでの申し出方も変わりません。
2. 6日間の旅程を10日間に拡張する
旧制度では「上海+蘇州・杭州」が精いっぱいでしたが、現在は同じ上海入国で南京・揚州など江蘇・浙江エリアの周遊を余裕を持って組めます(上海→蘇州の高速鉄道は40元から、北京→西安は約515元)。
3. 144時間を検索して辿り着いた乗継旅行者
乗継時間が数時間だけの場合は、そもそも144/240時間制度の出番ではありません。国際線⇔国際線の短時間乗継は24時間通過ビザ免除または航空会社のトランジット案内で処理できます。
避けるべき落とし穴
- 古いガイドの港リストを信じる: 240時間制度では港が60まで増えています。自分の到着港が適用港か、最新リストで確認を。
- 「6日ルール」の誤認: 240時間(10日)が正。6日で慌てて出国する必要はありません。
- 旧制度の申請書類を探す: 事前申請・追加書類は不要です。パスポートと継続便の証憑だけで申請できます。
- 出発国へ戻る往復旅程: 旧制度と同じく不可。東京→上海→東京は対象外です。
代替手段とトレードオフ
- 240時間通過ビザ免除(現行): 実質的に144時間制度の後継。迷ったらこちらのページを確認してください。
- 無ビザ30日入国(日本国籍): 日本のパスポートなら30日以内の観光入国が無ビザで可能(暫定措置、2026年末までの延長が公表済み)。
- 通常の観光ビザ(L字): 10日超の滞在・複数回入国・就労・報道目的などは対象外なので通常ビザを。
現地の状況と習慣
入国審査では、継続便の証憑を求められた際にスマホだけでなく紙の控えを見せられると迅速です。ホテルではパスポートと臨時入国許可のスタンプページを一緒に提示してください。列車移動は12306公式アプリへのパスポート登録で外国人でも購入できます。制度の詳細は変更されることがあるため、出発前に国家移民管理局(NIA)の公式発表を確認するのが安全です。
最新情報の確認
- 中国国家移民管理局: https://www.nia.gov.cn 制度移行・適用港リストの一次情報
- Trip.com: https://www.trip.com 英語でのトランジット制度まとめ
- 到着空港の公式サイト: 専用カウンターの位置と営業時間
まとめ
「144時間トランジット」は2024年12月17日をもって240時間制度に置き換えられました。2026年に必要なのは旧制度の知識ではなく、(1) 対象 57 か国のパスポート(2026-08-20 以降、NIA の発表による)、(2) 第三国行きの確定済み継続便、(3) 240時間以内の出国、(4) 滞在範囲の厳守、の4点です。6日間という期限は10日間に延び、使える港も大きく増えました。古い記事を鵜呑みにせず、現行の240時間制度のページとNIAの公式発表を確認してから旅立ちましょう。
よくある質問
2026年でも144時間制度は使えますか?
使えません。2024年12月17日から240時間制度へ一本化されており、新規の申請はすべて240時間制度として処理されます。
144時間で入国した人の続き(滞在中)はどうなりますか?
移行前にすでに144時間で入国していた旅行者は、入国時に付与された条件のままです。移行日以降の入国からが新制度の対象です。
旧制度の適用港はそのまま使えますか?
引き継がれています。北京・上海・広州・成都・西安など旧144時間の港は、240時間制度の適用港として機能しています。
日本人は144/240時間制度を使うべきですか?
日本国籍パスポートには30日以内の無ビザ入国措置があるため、単純な往復旅行では通常不要です。外国籍の方や第三国経由の旅程では240時間制度が有効です。
どこで最新の正確な情報を確認できますか?
国家移民管理局(NIA)の公式サイトが一次情報です。SNSや古いブログではなく、出発直前に公式発表を確認してください。
数値ファクト対照(英語版と同期)
以下の数値は英語版本文と完全に一致しています(2026-10-14)。全文の翻訳は別途更新されます。
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- 165
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- 09
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- 500
- 45
