結論から
出発前に入れるのは6つです。Alipay(決済の主力——スーパーも地下鉄も屋台の QR コードも)、WeChat Pay(片方しか受け付けない店のための2枚目の財布)、高徳地図 Amap(中国国内で実際に経路を出せるナビ)、DiDi(料金先表示のタクシー配車)、Trip.com(外カードで鉄道・航空券・ホテル)、そして中国語オフラインパックを入れたGoogle 翻訳。公式の 12306 を繁忙期の予備として加え、eSIM と VPN は自国で整えます——eSIM が着陸即データ、VPN は Google・WhatsApp・Instagram が中国国内から直接開けないためです。9つすべて外国パスポートで登録でき、中国の銀行口座も現地 ID も要りません。有料は VPN(月5〜12米ドル)と30日 eSIM(16〜27米ドル)だけです。最終検証:2026-10-12。
9アプリの一覧表
| アプリ | 担当するもの | 外国人の登録要件 | 英語対応 |
|---|---|---|---|
| Alipay | QR 決済、交通コード、ミニプログラム(配車・デリバリー) | パスポート写真+顔認証、Visa/Mastercard | 完全 |
| WeChat Pay | 2枚目の財布——片方しか通らない店がある | パスポート+顔認証、Visa/Mastercard/JCB | 完全 |
| 高徳地図 Amap | 歩行・車・地下鉄の経路、リアルタイム バス | 登録なしでも使用可 | 完全 |
| DiDi | 料金先表示の配車 | 電話番号+パスポート実名、ウォレットにカード | 完全 |
| Trip.com | 外カードで鉄道・航空券・ホテル | メール登録、発券にパスポート | 完全 |
| 中国鉄道 12306 | 公式きっぷを定価で、候補機能つき | 電話番号+パスポート審査 | 完全 |
| 美団/餓了么 | フードデリバリー | Alipay ミニプログラム経由で使用 | 一部 |
| Google 翻訳 | カメラ読み取り、オフライン会話 | 登録不要、出発前にパック入手 | ― |
| VPN | Google・WhatsApp・Instagram・YouTube | 出国前に契約とインストール | ― |
決済:Alipay と WeChat Pay の両方を入れる
まず Alipay です。登録に必要なのは3つ——海外で SMS を受けられる電話番号、パスポートの顔写真ページの鮮明な画像、数秒の顔認証。そのあと Visa か Mastercard を追加し、少額でテスト決済を一回流します。手数料の構造は覚える価値があります。1回200元までの決済は Alipay の手数料ゼロ、超えると約3%で、さらに自分のカード発行元が0〜2%の為替マージンを乗せるのが普通です。カード登録時の0.01元の本人確認照会は自動で返金されます。高額な支払いはレジで分割するのが定石——150元×2回は300元×1回より安く、店員は「分開付(分けて払う)」の一言に日常的に応じています。
WeChat Pay は WeChat の中にあり、流れは同じ——パスポート画像、顔認証、カード追加に、6桁の支払い PIN が一歩増えます。身元審査は通常2時間以内、旧正月の前後は24時間みてください。片方で足りるのに2つ入れる理由は、小さな食堂や市場の屋台、一部の券売所がどちらか一方しか通さず、どちら側かは外見から分からないからです。両アプリのミニプログラムには配車・シェアサイクル・デリバリー・美術館予約が組み込まれており、2つの財布で半分のインストールを置き替えられます。
地図:高徳を主に、百度は屋内用
Google マップは中国では保存ピンの表示のみで、経路案内は動きません。代役は高徳地図です。自国のアプリストアから国際版 Amap を入れて設定で英語に切り替えると、歩行・車・地下鉄のターンバイターンが完全に動きます。小さな店はホテルの予約確認書から中国語住所をそのまま貼るのが確実——ランドマークと駅は英語で探せ、それ以外は中国語が正解です。交通モジュールは2〜3本の候補を運賃(多くの乗車で2〜9元)と降りる出口の番号つきで出します。ホテルの Wi-Fi で行く都市のオフライン地図をキャッシュしてください。地下商場と乗り換え通路は電波が切れる定番スポットです。
百度地図は2冊目の専門家です。大型商場・美術館・駅の屋内マップは高徳より詳しい一方、インターフェースは中国語主体。中国語がまったく読めないなら高徳だけで完結し、読める同行者がいれば屋内で百度が効きます。
翻訳:オフラインパックが本体
Google 翻訳のオンライン機能は中国国内で使えません。だから搭乗前に中国語オフラインパックをダウンロードする——それが実際に動く形であり、必要な部分でもあります。カメラモードはオフラインでメニューと看板を読めて、注文はこれで足ります。2週間を超える滞在には Pleco を追加してください。無料の辞書レイヤーだけでも長期滞在者の標準で、有料の OCR を付けるとカメラから中国語テキストを翻訳アプリより速く読み取ります。
タクシー:DiDi と Alipay ショートカット
DiDi は国際電話番号で登録でき、実名確認はパスポートの情報で足り、中国の身分証は不要です。ウォレットに Visa か Mastercard を追加します。設定を英語にすると全乗車が先払い見積もりになり、主要都市の初乗りは10〜13元+1kmあたり約2〜3元。市内5kmの移動は20〜30元、空港路線は都市により60〜120元です。雨と夕方のピークには1.2〜1.5倍の動的料金が乗りますが、確定前に表示されます。配車は2〜10分で決まり、乗車前にナンバープレートを照合します。
アプリを1つ減らしたいなら、Alipay のホームで「打车出行」と検索してミニプログラムから呼べます。同じ車、同じドライバー、既存のウォレットで決済。独立アプリに住所と領収書を任せて、普段はミニプログラム、という使い分けが多いようです。
地下鉄と交通コード
北京・上海・広州・深セン・成都・西安・杭州など、主要都市の地下鉄はほぼ全部、Alipay か WeChat の交通コードをそのまま改札で受け付けます。コードを出して入場で1回、出場で1回、運賃(多くの区間で3〜9元、最長区間で15元近く)はウォレットから自動引き落とし。短期の滞在なら各都市の地下鉄公式アプリは不要です。北京はさらに進んでいて、全路線の改札が Visa・Mastercard の実カードをタップで通します。現金も生きていて、窓口と一部の券売機は小額紙幣で1回きっぷを売ります。
デリバリー:美団と餓了么はミニプログラム経由
**美団(Meituan)と餓了么(Ele.me)**がデリバリー市場を二分していますが、単独登録は中国の電話番号と現地決済を求めます。旅行者の道は Alipay のミニプログラムで、既存のウォレットのまま両方を使えます。中国のデリバリーは路上の玄関先ではなく、ホテルのフロントやオフィスの受け棚に届くのが普通です。備考欄にホテルの中国語住所を——ホテルのカードか予約確認書からコピーして貼ってください。
鉄道と航空券:Trip.com プラス 12306
Trip.com は英語表示と外カードで高速鉄道・航空券・ホテルを押さえ、パスポート連動の電子チケットが改札をそのまま開けます。紙のきっぷも引き換え列もありません。公式の中国鉄道 12306 も今は外国パスポートを受け付けます。英語に切り替え、パスポート審査(通常数時間で通過)を済ませれば、手数料ゼロの定価で買えて、支払いは Alipay・WeChat・銀聯から選べます。候補(候补)機能は無料で出てきた空席を自動拾いし、繁忙線では24〜72時間で実際に決まります。
10月上旬と1月下旬のピーク時期は両方に登録してください。Trip.com の分譲分は売り切れますが、12306 の在庫は売り続けるからです。払い戻しの階段も覚えておく価値があります。出発8日以上前は無料、48時間以内で5%、24時間以内で10%、当日は20%です。
メッセージ:現地の共通語は WeChat
ホテル・ドライバー・ガイド・券売所——中国での調整は WeChat の上で動きます。WhatsApp・Instagram・Facebook・X・Telegram・Gmail・Google マップはファイアウォールの向こうで、iMessage・FaceTime・Bing は通常どおり使えます。eSIM がブロック対象に直接届くかどうかはルーティング次第で、それは次のセクションの話です。
通信:eSIM と VPN は出発前に
eSIM には2つのルーティングがあり、その差が VPN の要否を決めます。大陸ルーティングのプラン(Airalo・Nomad——段階制データの安い組、30日で16〜27米ドル)は中国の基地局に乗るためファイアウォールの内側で、Google と WhatsApp にはあなたの VPN が上に要ります。海外ルーティングのプラン(Holafly の無制限、中国聯通香港で約19米ドル/30GB)は自国経由で暗号化してから出るので、ブロック対象に直接届きます。共通するのはデータ専用で中国の電話番号が付かないこと——上のアプリすべてにはそれで足ります。
VPN 本体は信頼できる業者で月5〜12米ドル。出発前にインストールと支払いとテストまで済ませます。業者のサイトは中国国内から閲覧できず、アプリストアの掲載もとっくに撤去済みです。着陸してから入れた VPN は、入っていないのと同じ。空港で実 SIM を作る代替案は約100元でおよそ30GB/30日と実際の +86 番号が手に入り、パスポート登記は5〜10分ですが、ブロック対象には同じく VPN が要ります。
登録が詰まる4つの箇所
SMS が届かない——海外で確実に受信できる番号に替えるか、SMS 対応のトラベル eSIM で再送します。3-D Secure でカード追加が止まる——承認は発行元銀行のアプリ側で行うのが正解で、ここで静かに失敗します。氏名不一致——航空券の表記ではなく、パスポートの機械読み取り部のつづりをそのまま入れます。WeChat の決済機能がグレーのまま——身元審査がまだ走っています。再提出を繰り返さず2時間待ってください。
出発前チェックリスト
- Alipay:登録・カード追加・テスト決済まで
- WeChat:登録、WeChat Pay 審査、支払い PIN 設定
- 高徳地図:インストール、英語化、オフライン地図
- DiDi:登録、カード追加、ホテルをお気に入りへ
- Trip.com と 12306:アカウント作成、パスポート登録
- eSIM 購入・インストール、VPN は大陸サーバーでテスト済み
- Google 翻訳に中国語オフラインパック
- 小額紙幣で200〜400元——地方バス、市場の屋台、寺の賽銭用
この8行に印が付けば、中国旅行のアプリ側の摩擦はほぼゼロです。残りは旅の途中で必要が分かってから足せます。
よくある質問
最初に入れるべきアプリは?
Alipay です。店舗の受け付け範囲が最も広く、交通コードは全国の地下鉄の大半で通り、ミニプログラムで配車とデリバリーも肩代わりします。WeChat Pay はその翌晩の作業で十分です。
中国でも現金は要りますか?
めったに要りませんが、小額紙幣で200〜400元持ってください。地方のバス、寺の賽銭箱、たまに出会う個人 QR コードは、いまも現金がどのアプリより速く決まる場所です。
着陸してから揃えられますか?
ほぼできます。自国リージョンの App Store は中国国内で普通に接続します。例外は VPN(業者サイトもストア掲載も国内から届かない)と、初回登録の滑らかさ。だから決済と VPN は自国で済ませます。
WeChat Pay の外カード登録は Alipay と同じくらい簡単ですか?
はい。Visa・Mastercard・JCB が同じパスポート+顔認証の手順で追加できます。通常時の審査は2時間ほどで、手数料の構造も Alipay と同じ形です。
高徳と百度、両方入れますか?
いいえ。2週間の標準的な旅なら高徳1つで足ります。大きな商場・美術館・駅に長くいる予定ができたときだけ、屋内図の詳しい百度を追加してください。
レジで Alipay の決済が失敗したら?
掃したコードが店舗用か個人用かを確認し、WeChat Pay に切り替え、それでもだめなら現金。0.01元のカード照会と手数料の構造上、失敗した試行で損をする要素はありません。
このガイドの手数料のしきい値・登録フロー・ブロック対象一覧は、2026-10-12 に各アプリのセットアップガイドと照合して検証しました。アプリの更新は月単位で入るため、旅行の1か月以内に再確認してください。
