簡単な答え
DiDi(滴滴)は中国の配車大手で、400以上の都市で動いています。中国の銀行口座も身分証も不要で外国人が使えます。アプリでパスポート番号を登録し、リンクした海外のVisa/MastercardかAlipayで払い、画面は丸ごと英語に切り替え可能です。市内移動は10〜13元から、市内横断で25〜50元、空港から中心部なら100〜150元前後。設定は10分で、eSIMと並ぶ「出発前チェックリスト」の定番項目です。最終確認: 2026-10-12。
2026年にこれが重要な理由
中国で路上タクシーを拾うことは今もできますが、ハードモードです。駅の行列は長く、英語を話す運転手はほとんどおらず、現金の受け付けは減る一方。DiDiはこの3つをすべて解決します。運賃は乗る前に確定し、行き先は声ではなく入力で伝わり、領収書は電子発行です。WeChatとAlipayの次に中国旅行の質を変える1つのアプリであり、訪問者が一様に「着陸前に入れておけばよかった」と思うアプリでもあります。
一目でわかる重要な事実
- 登録: 国際電話番号+パスポート。アプリ内で約5分
- 支払い: アプリ内に登録した国際Visa/Mastercard、またはAlipay/WeChat経由。中国のカードは不要
- 表示: アプリ内で英語に切り替え可能。行き先は英語入力でマップが照合
- 運賃: 初乗り約10〜13元。以降1kmあたり2〜3元。典型的な市内横断は25〜50元
- カバー: 400以上の都市。標準的な旅程の目的地はすべて対応
出発前に設定する
登録
DiDi(または国際版のDiDi Rider)をインストールし、国際電話番号で登録します。アプリは実名認証を求めますが、パスポート情報で足り、中国の身分証は不要です。ウォレット欄で支払い方法を追加します。VisaとMastercardに対応し、運賃は乗車のたびにカードへ請求されます。あるいは、設定済みのAlipayを連携してそちらで払うこともできます。
英語表示
言語の切替は設定→言語(设置→语言)にあります。英語モードでは、メニュー、運賃見積り、運転手のメッセージまで翻訳され、行き先を英語で入力するとマップがその場所に一致させます。初日に、ホテル・主要駅・空港をお気に入り(常用地址)に保存しましょう。保存した住所は以後1タップで呼び出せます。
Alipayのショートカット
単体アプリは厳密には不要です。Alipayの内蔵「DiDi」ミニプログラム(Alipayのホームで「打车出行」と検索)は、同じ車を同じ運転手で呼び出し、既存のAlipay設定と英語メニューを使います。両方使う訪問者が多いです。アプリで運賃比較と住所保存、ミニプログラムで素早さ、という使い分けです。
乗車:実践の手順
予約とピックアップ
行き先を入力または貼り付け、運賃見積りを確認して、標準なら特恵快车(エクスプレス)を選びます。専车(プレミアム)はおおよそ1.5〜2倍です。都市では2〜10分で車が割り当てられます。乗車前にナンバープレートと車体の色を照合してください。アプリには運転手の写真とあわせて両方表示されています。モールや空港では、アプリの乗り場ピン(上车点)を使います。マップが、自分と運転手の双方が見つけられる推奨地点を出してくれます。
運転手とのやり取り
運転手はめったに英語を話しませんし、誰も期待していません。アプリ内蔵のメッセージテンプレート(「北門にいます」のような定型文付きのチャット)が、連絡の90%を処理します。文化メモです。アプリ経由の通話はシステム番号で中継されており、10秒の沈黙のあとの「好,好」(OK,OK)は、場所の確認が取れたという意味で、困惑ではありません。
運賃、サーチャージ、領収書
初乗りは都市により10〜13元、1kmあたり約2〜3元、1分あたり0.3〜1元が加わります。5kmの市内移動は20〜30元。上海虹橋から外灘は60〜80元、北京首都空港から王府井は100〜120元です。繁忙時と雨のサーチャージは見積りに1.2〜1.5倍掛けされますが、確認前にアプリが表示します。電子領収書(行程単)はアプリ内で英語で発行でき、経費精算に使えます。
費用と料金の内訳
- 初乗り: 主要都市で10〜13元
- 距離単価: 約2〜3元/km。時間単価0.3〜1元/分
- 典型的な5kmの乗車: 20〜30元
- 空港〜市中心: 100〜150元(北京首都空港は約100〜120元、浦東から外灘は120〜180元)
- エクスプレス vs プレミアム: プレミアムはエクスプレスの約1.5〜2倍
- 雨天・繁忙時のサーチャージ: 1.2〜1.5倍。必ず予約前に表示されます
避けるべき落とし穴
- 着陸後にだけ登録する: 空港のWi-Fiは混雑し、行列の中で画面の割れたスマホからパスポート入力は地獄です。自宅で済ませましょう。
- アプリのピンではなく到着ロビー前の縁石に立つ: 中国の空港には指定のピックアップエリアがあります。ピンが存在するのは、縁石での停車が違法だからです。
- ナンバー照合を省く: 乗車前にアプリで確認をタップするのは2秒で、最大の保護になります。
- 車内で現金を払う: 運賃はアプリで自動精算です。アプリ予約の乗車を路上運賃で受けることは運転手にできません。
- デフォルトでプレミアムを取る: エクスプレスは同じ道を、ほぼ同じ快適さで、約半額で走ります。
代替手段とトレードオフ
- Alipay/WeChatのミニプログラム: 別アプリ不要で同じ車。いちばん軽い設定ですが、住所保存の便利さは少し落ちます。
- 路上タクシー: アプリ不要でメーター制(北京は13元から)。ただし行列と言語の摩擦があります。DiDiとタクシーの比較ページで詳述。
- まず地下鉄: 1乗車3〜7元、空港直通線もあり、中心部の移動は多くの場合電車が勝ちます。DiDiは最後の一駅、荷物の日、深夜用です。
- ホテルのドアマンに呼んでもらう: どこでも機能し、タクシーのメーター料金。スマホが死んだときの立派な代替です。
現地の事情
DiDiは中国の動き方そのものです。運転手はプラットフォーム経由で登録されており、車は家庭用EV(中国の配車フリートの大きな割合を電動車が占め、ダッシュボードを見せたがる運転手も多い)から通勤セダンまで。都市の平均待ち時間は5分未満です。地元の人は現金をまず持ち歩かず、アプリが通行料や駐車料金込みですべてを精算します。それは運賃行の小さな追加項目として現れます。チップは存在しません。
最新情報の確認
運賃、サーチャージのルール、カード対応は変わります。出発前に少額のテスト予約で自分のカードがアプリで通ることを確認し、到着空港の乗り場について最近の旅行者のメモも確認してください。ターミナルの配置は変わります。
まとめ
パスポートで登録し、国際カードを登録し、英語に切り替え、ホテルをお気に入りに入れる。この10分の設定が、中国のあらゆる都市を20〜50元の乗車に変えます。ナンバーを照合し、乗り場ピンを使い、精算はアプリに任せる。DiDiは中国が持つ、いちばん普遍的なタクシーの扉に近いものです。
このガイドの料金とアプリの詳細は2026年10月12日に最終確認しました。運賃は都市とサーチャージで変わります。拘束力のある数字はアプリの見積りです。
よくある質問
中国の電話番号なしでDiDiは使えますか?
使えます。登録は国際電話番号のSMS認証で完了します。
支払いに中国の銀行口座は必要ですか?
必要ありません。アプリに国際Visa/Mastercardを登録するか、AlipayやWeChat経由で払えます。
英語版はありますか?
あります。インターフェース全体が英語に切り替わります。行き先検索も電子領収書も含みます。
典型的な乗車はいくらですか?
5kmの市内横断で20〜30元。空港から市中心は100〜150元です。
運転手は私がどこへ行くか分かりますか?
行き先は自動で運転手のアプリに届きます。会話は不要で、それこそが要点です。
車に忘れ物をしたら?
アプリの乗車記録から運転手かプラットフォームの遺失物窓口に連絡してください。可能性が高いのは当日中の行動です。
