
道教発祥の山・青城山(1,260m)と、2,200 年経った今も稼働するダムなし灌漑施設・都江堰。いずれも成都から日帰り可能。



都江堰は最も印象的な古代工学の一つ — 2,200 年前の灌漑システムが現在も機能し、その息子は民間の神となった。安瀾吊り橋から、岷江が魚嘴の堤で完璧に二分されるのを眺めれば、なぜ李氷が今も四川各地の祠で祀られるのかがわかる。青城山の前山は穏やかで霧の立ち込める道教の森の散策 — 楼閣は平凡だが、緑の湿気と静けさの雰囲気は本物だ。後山は歩きごたえが増し、見返りも大きい。
3 つの工学原理による。(1) 魚嘴の堤が川を二分、(2) 飛沙堰が洪水時に余剰水と土砂を外江へ溢れさせ、(3) 宝瓶口が灌漑網への流量を調整する。システムは重力と遠心力という川自身のエネルギーで水と砂を自然に管理する。ポンプなし、水門なし、ダムなし。2,200 年の連続稼働だ。
成都からの自然の避難地としては、ある — 杉林、霧、静けさは成都の喧騒の後に癒やしを与えてくれる。道観は仏教寺院に比べれば質素だ。後山は滝付きの本格的なハイキングで来訪者もはるかに少ない。成都から青城山に 1 日かける価値は十分ある。
可能だが長い 1 日になる。7:30 の高速鉄道で犀浦から都江堰へ行き、8:00–11:00 で都江堰を見学、タクシーで 30 分の青城山前山を 11:30–15:30 に歩き、高速鉄道で成都へ戻る。2 日(各 1 か所、または都江堰の町に宿泊)のほうが余裕がある。
紀元前 256 年に都江堰を設計・建設した秦(統一前の中国諸国の一つ)の太守だ。四川の民間信仰では水神として神格化され、息子の二郎とともに都江堰の二王廟に祀られる — 伝承では二郎は工事の最中に川の龍を退治するのを助けたという。廟は今も参拝者で賑わう。