路上のタクシーに乗り込み、英語で行き先を告げた途端、運転手が手で払いのけたり、そのままドアをロックして発車したりする。雨の日や夕方のラッシュ時に続くと、移動そのものが不安になる——外国人旅行者に共通する体験です。
拒否の理由は運転手側の合理判断です。短距離の客は儲からず、交通規制エリアへの乗り入れは手間とリスクが大きく、中国語が通じない外国人客はルートの意思疎通が困難と見なされます。さらに交代時間帯には、帰宅方向と同じ経路の客しか乗せない運転手が一気に増えます。つまり拒否は観光客への敵意というより、営業上の取捨選択です。
対策は3つあります。最も確実なのはDiDiの配車で、行き先がアプリ内で確定し料金も事前合意のため、拒否という選択肢自体が消えます。路上で拾う場合は、行き先を中国語(漢字)で画面に表示して見せれば、口頭の意思疎通問題は解消できます。それでもダメなら、ホテルのドアマンに頼めば乗ってくれるドライバーを確実に呼んでくれます。

